侘蔵(わびくら)様は、愛知県の工務店さんです。 侘蔵の社長さんは、家の悩み相談を受け付ける「ハウスコンシェルジュ」サービスを提供中。 大手ハウスメーカーで家を建ている最中の方が侘蔵さんへ相談する・・・なんていうことも、しばしばあります。 ウェブサイトでも「住む人に寄り添い、家を建てたあとも頼れる工務店さん」であることが、エンドユーザーさんへ伝わるようにリニューアルしました。
侘蔵さまウェブサイトの施工事例ページは、フキダシを使った対話コンテンツにしました。 家づくりに対する正直な姿勢や、施主様との距離感が伝わるよう、臨場感を持たせるためです。 施工事例ページの作成工程は、侘蔵さまがCMSに原稿を入力するところから始まります。 侘蔵さまには素の「侘蔵らしい」文章を書いていただけるようにしたかったのですが、問題がありました。
たとえばウェブ制作者にとっては慣れ親しんでいる「バージョン管理」ですが、侘蔵さまにとってはなじみのない概念で、負担にもなりえる機能です。 a-blog cms のテキストユニットで「見出し大」を使って文書構造を作るのも同様に、侘蔵さまにとっては「負担」の1つでした。 ウェブに関わる仕事をする人にとって便利なツールや機能が、そうでない人にとって負担や障壁になることはよくあります。
CMSの機能を出し分けることで「便利機能が負担になる問題」を解決しました。 a-blog cms ではもともと「管理者」や「編集者」といった、ユーザー権限によって機能の出し分が可能です。 そして少し工夫することで、さらに細かな機能の出し分けが可能になります。
具体的には a-blog cms の「バージョン管理」機能を、管理者の時だけ使用可能にしました。 こうすれば侘蔵さまはバージョン管理を意識せず、ページ作成に注力できます。 一方で「管理者」である弊社はバージョン管理を使い、事例ページの推敲を効率的に行っています。
テキストユニットを使った文書構造の設計や、文章自体の装飾を全て弊社側で担当することにしました。
このように役割分担しました。 侘蔵さまは臨場感ある施主さまとの対話を「会話ユニット」という、専用のカスタムユニットに入力いただくだけでOKです。 前述の「機能の出し分け」が細かく設定できるので、余計なボタンや機能は極力出さないよう、管理画面を作ることができました。
大きな会社のウェブ担当者さんなら、ITスキルや、文書作成スキルを獲得するのは合理的です。 しかし弊社の関わる事業者さまの多くは「仕事のごく一部」として、ウェブサイトの更新をされています。 そのためウェブサイト運用に関わる職能を身につけていただくよりも、本業に注力いただく方が合理的な場合が大多数だと感じています。
a-blog cms は、運用する中で価値がじんわり分かる CMS だと思います。 ただ多機能なのではなく、機能をサイト運用にフィットできるからです。 クライアント様に合ったサイト運用工程を作れるのも、a-blog cms のうれしい特長です!
チェック済みのものは過去に訪問した制作事例になります。未訪問の制作事例もみてみましょう!
本ページに掲載されている制作事例は a-blog cms というCMSを使って制作されています。
a-blog cms について詳しい情報を知りたい場合はブランドサイトをご覧ください。