塩澤工業様は、愛知県小牧市で40年以上続く工作機械・産業機械の会社です。 創業当時から組立を主力として、「キサゲ加工」や「組立調整技術」など長い時間を経て習得した多くの高度な技術や知見が蓄えられ、現在では、メーカーや型式を問わずあらゆる工作機械・産業機械に対応できます。図面や部品がないものやメーカー対応外になったものでも、どんなに古い機械も、新品同様の動きと精度を復元できる工作機械・産業機械に特化したエンジニア集団です。
当初、塩澤工業様よりご依頼いただきました内容はZohoを使ったCRM(顧客管理)による業務効率化で、Webサイトの改修はCRMと連携するため Zoho Forms を組み込むためのフォーム部分改良のみでした。 ですが、お話を進めて行く上で海外をターゲットにして行くということになり、Webサイトの多言語対応が必要となったため a-blog cms によるフルサイトリニューアルすることになりました。
多言語対応として求めららた言語は、英語、中国語、台湾語、タイ語、ベトナム語の5つでした。 今回は、a-blog cms の拡張アプリ(Google Translate)を使って対応しました。 設計としては、更新コンテンツである「技術紹介、事例紹介、お知らせ」をブログで分けて、さらに言語ごとに同様にブログを分けました。 コンテンツごとにブログを分けることで、運用上、コンテンツ管理も分けることができるので公開ミスなどのリスクを軽減できます。例えば、「技術紹介」のエントリーを公開する場合に、他のコンテンツ(お知らせ等)が混在していると、英語のみで公開すべき項目を別の担当者が間違えて他の言語でも公開してしまうなどのミスを防止しやすくなります。 また言語ごとにログインアカウントを渡すことで、公開前に事前に翻訳内容を現地の駐在員やネイティブなどに事前に確認してもらうことも容易になります。 a-blog cms ではブログを分けることで、運用の柔軟性とメンテナンス性を高めることができます。
拡張アプリ(Google Translate)が対応するのは、基本的にエントリーの内容だけになりますが、多言語対応は、それ以外にも、翻訳が必要な箇所があります。テンプレートに直接記載している日本語の箇所やお問い合わせフォームのURL(今回は、外部フォームを使っている)や自動返信メール、フッターのサイトマップなどです。対応としては、設計段階で、この辺りは事前に洗い出し、テンプレートを多言語分用意する、変更が見込まれる場所は、あらかじめカスタムフィールドを用意するなどして対応しました。 下図は、用意したブログのカスタムフィールドです。
ここまで読むと結構、多言語対応簡単なのでは?と思う方もいるかと思いますが、実は、自動翻訳自体は、あまり使えないことが多いです。その多くの原因は、日本語の文法にあります。日本語は、主語を記載しないことが多いので、翻訳する際には、そのあたりを意識して翻訳用の日本語を作成することが重要です。ただ、どんなに頑張っても自動翻訳の限界があります。 特に海外ユーザー向けとなるとサイト情報の信頼性として翻訳精度が非常に大切になります。例えば、日本人向けのサイトで、日本語がおかしなサイトだと「このサイト大丈夫かな?」など信頼性に欠ける印象を受けると思います。ベース翻訳は、Google翻訳でも良いですが、必ずネイティブチェックを入れることをお勧めします。 余談ですが、みなさん、DeepLという翻訳サイトをご存知ですか。個人的には、Google翻訳よりも翻訳精度が高いと思っています。将来的に a-blog cms の多言語プラグイン設定に、DeepLも入れて欲しいと思っております。アップルップルさん、ぜひ、ご検討ください。
多言語サイトを作成する場合、ブログやニュースなど更新が必要な部分は、設計段階で考えやすいのですが、フォーム、自動返信メール、ダウンロード資料などを以外と忘れがちになります。 設計段階で、これらを検討しておくことは非常に重要です。 また多言語の翻訳をするのであれば、Googleなどの自動翻訳はベースとする翻訳文として利用し、なるべくネイティブレベルのチェックを入れるようにした方が良いです。
今回、Zoho Forms(フォーム)と Zoho CRM(顧客管理)など導入も図っております。Webサイトの多言語対応をする際、連携となるCRM側でもデータの持ち方など様々なことを考慮する必要があります。 また、各国言語でのお問い合わせ情報を誰が確認・対応するかなど運用面も重要となります。
多言語サイト作成やCRM連携などもう少し話を聞きたい方は、ぜひ、ONiWA株式会社までお問い合わせください。
チェック済みのものは過去に訪問した制作事例になります。未訪問の制作事例もみてみましょう!
制作:KATAAN
制作:株式会社Gazi工房
制作:株式会社ウェブ解析士事務所ONE
制作:有限会社リーグラフィ
制作:株式会社データファーム
制作:雑多制作
制作:株式会社Gazi工房
制作:株式会社ミライク
制作:ZANMAI株式会社(旧:株式会社にいがた三昧)
制作:有限会社リーグラフィ
制作:IFAC WC 2023実行委員会
制作:株式会社ミライク
制作:アンテナ・ワークショップ
制作:ONiWA株式会社
制作:コレオ株式会社
制作:KATAAN
制作:コレオ株式会社
本ページに掲載されている制作事例は a-blog cms というCMSを使って制作されています。
a-blog cms について詳しい情報を知りたい場合はブランドサイトをご覧ください。