10年間使い続けた WordPress を辞めた理由 〜 a-blog cms を選んだユーザーのお話〜
取材協力/ mintcode 笠谷 亜貴子さん
「WordPressユーザーのためのa-blog cms 入門」を執筆した笠谷 亜貴子さんにユーザーインタビューしました。 フリーランスで CMS 構築やコーディングを請け負う笠谷 亜貴子さんは、a-blog cms と出会い、10年間続けていた WordPress の利用をやめたそうです。世界シェア No.1 の WordPress ではなく a-blog cms を選ぶワケと、仕事での変化について語っていただきました。
笠谷 亜貴子さんが執筆したWordPressユーザーのためのa-blog cms 入門シリーズ
時代の流れとともに WordPress ユーザーに
現在、フリーランスになって十数年です。独立当初は東京で仕事していましたが、その後、富山に Uターン。現在は、東京の制作会社からいただく大学や企業の Web サイト制作のほかに、直クライアントで地元の幼稚園や税理士事務所などからも仕事をいただいています。
もともとはかつて主流だった Movable Type という CMS プラットホームを利用していましたが、WordPress の登場とともにそちらを使うようになりました。WordPress は Movable Type と比べてそろっていない機能もあったのですが、やはり無償で使えることが大きかったと思います。多少の不便を感じつつも、それから 10年間は WordPress を使い続けていました。
2017年、a-blog cms との衝撃的な出会い
a-blog cms との出会いは 2017年の夏でした。たまたま WordBench( WordPress ユーザーのコミュニティー)でお会いした人から、富山で a-blog cms の勉強会が行われることを聞いて。「本当は教えたくないほど、良い CMS なんです」と言っていたのを聞いて興味を持ち、参加することにしました。
勉強会では初心者向けの a-blog cms 講座やユーザーのセッションなどを開催。アップルップルの山本さん、森田さんともその時に知り合いました。
最初にいいなと思ったのは、a-blog cms はユニットを使って簡単に Web サイトの作成・更新をしていけるという点。また WordPress のような固定ページと投稿ページの区別がなく、最初にページ分類を考えなくても、カテゴリーごとにページを追加していけることも自由度が高くて便利そうだと感じました。
そして衝撃を受けたのは、a-blog cms にはプラグインがないということ。WordPress で起こる不具合は、ほとんどがプラグインによるものなんです。
約5時間がっつり話を聞いたあとは「これは本当に良さそうだぞ」と、完全に a-blog cms を使ってみたい気持ちが高まっていました。懇親会で「来月、東京で行われる WordCamp に参加する予定だったけどやめようかな…」と話したのを覚えています。実際、行かなかったんですけどね。
誰でも使いやすいから更新が止まらない
それからは実務でも、もう「a-blog cms じゃないとやりたくありません!」くらいの勢いで(笑)
仕事を振ってくださる制作会社の人も「そこまで言うなら使ってみましょう」ということで、ほぼすべての新規案件で a-blog cms を使わせてもらっています。
最初はモジュール機能の考え方を理解するのに少し時間がかかったものの、一度覚えてしまえばすぐに慣れました。むしろ PHP の知識がいらないので、慣れてしまえば WordPress より簡単です。WordPress 時代と比べて予算内で追加できる機能が増えたおかげで、クライアントへの提案の幅が広がったと思います。
もちろんクライアントからの評判も上々です。何よりまず喜ばれているのは、メンテナンスのしやすさ。管理ページにアクセスしなくても、ダイレクト編集モードで直感的に入力操作ができるので、クライアント自身の手でどんどん更新していくことができるんです。
Web サイトの更新って、企業でもお店でも、本業の片手間でやる作業なんですよ。優先度が低いだけに、作業内容が面倒だとどうしても放っておかれがちに。だからこそ a-blog cms は、少ない手間で作業できる点がとても重宝されています。実際に a-blog cms を採用したクライアントの Web サイトは、更新が止まっていません。
今、メンテナンスの仕事で WordPress をさわることもありますが、リニューアルの際には a-blog cms に変えていくことをぜひおすすめしたいですね。
道具の使い方ではない、Web制作者本来の仕事を
これまで WordPress で作ったサイトでは、制作会社の人から頻繁に「ここってどうなっていますか?」と問い合わせがあったのですが、a-blog cms ではそれがなくなりました。プラグインがないため、バージョンアップにともなう不具合がほぼないという点が大きいと思います。これまで問い合わせの度に原因を見つけて改善する仕事を繰り返していたので WordPress の知識は長けていたのですが、使い方ばかりに時間を割いてしまっていた気がします。
これからは作業が簡単になったぶん、Web サイトの構造やコンテンツの精査など、中身を考えることにより時間を費やしていけそうです。Web サイト自体の価値を高めていくという、制作者本来の仕事にさらに集中していければと思います。
困ったら、いつでも開発者に相談できる安心感
国産の CMS で、しかも開発者の人と直接話せるというところも a-blog cms を使うメリットです。WordPress は海外発のため、ハイレベルの情報は英語で書かれているものがほとんど。日本語の記事もたくさんありますが、どれを見れば良いのか分からないほど情報量が多いんです。だから以前は「もしも手に負えないレベルの不具合が起きたら、どう対処すればいいんだろう」という不安が常にありました。
その点、a-blog cms は、トラブルがあった時にいつでも日本語で相談できる。今まで以上に自信を持って仕事できるようになりました。もちろんセキュリティも万全です。
価格以上の価値がある!まずは一度体験を
a-blog cms は、コミュニティーの規模がちょうど良いところも気に入っています。
Training Campには毎回参加していますが、初心者から上級者までさまざまなレベルの人が一緒になって学べるから、すごく楽しいんです。地方のフリーランスの人ともつながることができて、CMS に限らず情報交換の場になっています。またオンライン勉強会もおすすめ。チャット形式で発言しやすく、とても参考になりますよ。
今、CMS と言えば WordPress という流れかもしれませんが、私の周りではちょっとした a-blog cms のブームが起きています。特に富山では大人気!(笑) 有償ですがそれ以上の価値があります。
あと、開発期間中なら無料で使えることも案外知られていないんですよね。「まずは一度試してみて!」と皆さんに伝えたいです。
体験版はこちら!
ablogcms.io で a-blog cms を体験してみる
さらに詳しく知りたい方へ
元 WordPress ユーザーである笠谷さんが、a-blog cms の使い方とメリットを解説します。WordPress ユーザーの方にこそ読んでいただきたい、全6回の連載記事です。
笠谷さんへのインタビューは以上です。 この度はインタビューを受けてくださり、ありがとうございました!
Training Campとは
年に2回行われているa-blog cmsの大規模なイベント。毎年5月と11月に開催され、金曜日と土曜日の2日間で開催している。全国各地からa-blog cmsユーザーが集まる。参加してみたい方は、開催の際に連絡が届くように事前に「a-blog cms Training Camp」のメンバーになっておくとおすすめ。
オンライン勉強会とは
a-blog cms の公式が開催しているオンライン勉強会のこと。不定期で行なっており、初級編、中級編の開催が多い。参加してみたい方は、開催の際に連絡が届くように事前に「a-blog cms Online」のメンバーになっておくとおすすめ。
ablogcms.ioについて
a-blog cmsはインストール型のCMSなので通常であればサーバーや開発環境にインストールしなければいけませんが、ablogcms.ioでは不要です。メールアドレスの入力だけで、すでにa-blog cmsがインストールされたあなた専用のお試し環境がすばやく用意できる無料のサービスです。